SNSで話題の「天叢雲剣」とは?ゲームでも採用されている剣の伝説
こんにちは!やまでぃです。
本日2019年10月22日は「即位礼正殿の儀の行われる日」で祝日です。
関東は温帯低気圧に変わった台風20号だか台風21号だかの影響で天気が良くないですね。
そんな日にtwitterのトレンドに飛び込んできた「天叢雲剣」というワード、気になったので調べてみました!神話や伝説、信仰心について考えさせられる、とってもおもしろいものでしたので紹介させていただきます!!
まず読み方
あめのむらくものつるぎ
と読みます。聞き覚えがないお名前でした。では、どういう剣なのでしょうかというと、まさに「伝説の剣」でした。
伝説
日本の神話で有名なお話としては、天照(アマテラス)が岩戸に隠れて引っ張り出される「天岩戸」などがありますが、それと同じくらい有名なのが「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治」です。
8つの頭・8つの尾を持ち、8つの谷にまたがるほどの大蛇である八岐大蛇(ヤマタノオロチ)が悪さをしていたのを、須佐之男命(スサノオ)が退治したというお話ですね。退治した後にヤマタノオロチの尾から出てきた剣こそが「天叢雲剣」なのです。ヤマタノオロチの頭上にはいつも雲がかかっていたことが名前の由来だそうです。天叢雲剣は、他にも草薙剣とも言われていて、こちらを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
天岩戸でアマテラスを引っ張り出すのに使われた鏡である八咫鏡(ヤタノカガミ)と、天岩戸のエピソードの中で作られた勾玉である八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)と、そして天叢雲剣を三種の神器とされています。帝の証として、皇位継承の際に引き継がれているのです。
なので、この度、皇位継承のために天叢雲剣が祀られている熱田神社から皇居に移送されているとのことです。
東京は雨
前述の通り、ヤマタノオロチの頭上に雲がかかっていたことから名付けられた天叢雲剣なわけですが、その天叢雲剣が使われる皇位継承の儀式が行われるから、東京の天気が悪いのでは?さすがだな。というのがSNSで騒がれている理由です。ちなみに神器不在の熱田神社の地域は晴れている様子。そして、上皇陛下が天皇を退位される日も雨だったようです。
伝説を肌で感じる心理
ここで思ったことが2つありまして、1つは日常では感じられないけれど神話の世界の延長線に今日の日本があるのだなと実感したこと。もう1つは伝説のストーリになぞらえて「やっぱり神秘の力ってあるんだな」と思わされる心理があるということ。
ネタかもしれませんし、科学的には台風の影響なんですけど、でも、非科学的なことを信じてみてもおもしろいんじゃないかなぁと思いました。これは、例えば、亡くなった方に見守られていると信じることとかと同じで、事実かどうか科学的かどうかはおいておいて、そう思っておくだけ、というのがロマンティックで、なんか良いじゃないですか。
おまけ〜採用されているゲーム〜
・グランブルーファンタジー
・モンスターストライク
・大神
・カムライトライブ
・ONE PIECE サウザンドストーム
など