日々、しあわせさがし

悩み多き日々、幸せって何?自分探しというか、幸せ探しのブログ。千葉県流山市在住、お酒と音楽とコーヒーが好きな30代会社員。家には妻と2人の幼い兄弟。

オススメの絵本!だいすき ぎゅっ ぎゅっ

絵本って選ぶの難しいと思います。子どものためと言いつつ、どこか親の押し付けがましさが出ちゃう気もして。

 

本屋さんでパラパラめくってみるんだけど、なんか絵が自分好みじゃなかったり、言葉が多すぎたり少なすぎたりして、選り好みしたり。

 

そこで、まぁまぁ今日はこれ買っとけ!的なオススメ絵本を紹介します!

 

だいすき ぎゅっ ぎゅっ

 

だいすき ぎゅっ ぎゅっ

だいすき ぎゅっ ぎゅっ

 

 

オススメといっても、本屋さんでは平積みされているレベルのメジャーどころですけどね、ぜひ手にとってほしい鉄板絵本です。

 

ポイント①デイヴィッドウォーカー氏のイラスト

デイビッドウォーカー氏は、絵本「くまちゃんシリーズ」で人気があるイラストレーター。

おやすみくまちゃん

おふろのくまちゃん

なんといっても、ふわふわとした優しいタッチの絵がキュートですよね!

 

本作でも外を遊びまわったりするウサギの子どもが、いきいきと愛らしく描かれています。

 

ポイント②福本友美子氏の翻訳が秀逸

まず、本作の原題って「TIME for a HUG」なんですよ。直訳すると「抱っこの時間」って感じですかね。

これじゃあ、味気ないというか、そっけない。

Time for a Hug (Snuggle Time Stories)

 

中身のストーリーは、何時なったら何をして…合間合間にハグして、みたいな感じで進んでいくわけです。

 

それを踏まえまして翻訳を吟味してみますと…

 

「ハグ(抱きしめる)」を「ぎゅっ」という擬音に込めて、ふんわり優しい印象にしています。

 

さらに「だいすき」を付けることによって1日に何度となく繰り返さる愛情表現であることを匂わせます。絶妙なニュアンスの色付けです。

 

さらにさらに、7音にすることでリズムよくまとまっています

 

振り返りますが、原題は「TIME for a HUG」です。

これを「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」と訳せますか?

秀逸すぎる!

 

ポイント③計算されたリズム

題名自体のリズムもそうですが、本文もリズム感が良くできています。なんといっても五七調になっていて読みやすい!

 

リズムが崩れるところもあるのですが、それは展開に続きがある場所流れが間延びして不安な感じさえさせます。

そして「だいすき〜」に繋げる言葉は必ず「おつぎはなあに」にな

っており、ベタな7音でちゃーんとアシストしてきます。

安定感ある鮮やかなラストパスです!

 

このようなリズムによる展開が効果的にメリハリになっていて、子どもをグイグイ引き込みます。

 

 

 

まとめると…

①デイヴィッドウォーカー氏のイラスト

②福本友美子氏の翻訳

③リズム

 

このあたりがしっかりしていて、長ーく読み続けられそうな一冊。

細かいところに注目してみればパパママも楽しめるはず。

 

オススメです!