書評;「飽きた感」を抱えて生きる。:飽きっぽいぼくらが、今考えていること。
ツイッターでイケハヤ氏がさらりと新刊の告知していたので、さっそくポチって読みました。
購入して、読み終わって、レビュー書くまで、1時間以内です!!
「飽きた感」を抱えて生きる。: 飽きっぽいぼくらが、今考えていること。 (イケハヤ書房)
- 作者: 鳥井弘文,ヒビノケイコ,イケダハヤト
- 発売日: 2016/05/31
- メディア: Kindle版
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端的に、おもしろかったです。
御三方は、それぞれメディアを運営して、本書では各々が描くメディアのその先が語られているのですが、それがまさに三者三様。
各々の個が確立していること、そしてインタビューではなく対談形式になっていることが、おもしろさを増しています。
だって、
今後の方針についてイケハヤ氏が鳥井氏に質問しているのに…
イケダ :う ーん … …まぁ 、普通ですよね 。いや 、もちろん悪いと言っているのではなくて 、そこは答えとしてわかっていることで 、みんなそういう方向にいくんだろうなぁ 、と思っているんです 。ぼくも含めて 。
って聞いといて、おい!笑
と勝手にツッコミましたが…
これを真面目に考察すると、
単に話し手と聴き手に徹するのではなく、メディアを運営していて見える未来、今後の生き方、世界の有り様を語るにお互い信頼のおける(そして読み手の私たちも信頼できる)3人の対談というところに、おもしろみがあるのでしょうね。
その「おもしろさのストーリー」は、本書で話されているプロダクトの在り方についての見方の根本であって、この対談形式がそれを象徴的に表現しているのかな、と。
表現者として、普通に、自然に、そうされていることなのかもしれませんね。
ライトな文量と語り口なので、気軽にポチって読んでみてもらえると良いと思いますよ?
無料の記事では読めない内容だと思います!!
…それにしても、ヒビノ氏の考え方とか言葉の感じ、個人的にすごく好きだなぁ。