サッカー好きに読んでほしい!/書評;堀江貴文著「君はどこにも行ける」
やったね!!
1点目を決めたのは、今季(15-16)に劇的なリーグ優勝を果たしたプレミアリーグのレスター所属、岡崎選手!
いやぁ、ゴール前の良い飛び込みでした。
さて、このKIRIN CAPは、その冠の通り飲料メーカーのKIRINがスポンサーになっている大会ですね。
ちなみに、欧州サッカーであれば、世界最高峰の大会 UEFAチャンピオンズリーグのスポンサーは、言わずと知れたハイネケン。
というようにスポーツの大会ではマネー事情が気になるものでござい。
なぜかというと、テレビ放映権・エンタテイメント性・視聴率・スポンサー料が絡むと、競技のルールが変わることさえあるほどだから。
これらは試合を放送時間に収めること目的に、早期決着をつけるルールを導入したと言われていますね。
他にも、なぜバレーボールの世界大会はいつも代々木体育館なんだろうかとか、なぜ相撲はNHKだけなのだろうか(再勤務はニコ動での放送が注目されてたりもしますが)とか。
ね、気になるしょ!?
ではでは、サッカーに話を戻しまして…
特に海外サッカーでは、文字通り桁違いの年俸となっています。
世界トップ選手は天文学的な報酬で「仕事」をしているのです。
ということは、それを支払うクラブチームの経営やオーナーがいるわけで、その資本にやはりスポンサーもあるわけです。
てか航空会社やばいだろ。
そんなこんなで、サッカーにおけるマネー事情に興味を持っていただいたところで、ぜひオススメしたい本があります。(これ本題)
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2016/03/25
- メディア: 単行本
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そこで語られる一説。
アジアの富豪の台頭について、海外サッカーチームのマネー事情を例に取った解説が、非常におもしろかったです。
プロスポーツビジネスの筆頭であるサッカーにもアジアパワーが及んでいる。英国サッカーの名門、マンチェスター・シティーのオーナーはタイ人のタクシン元首相(資産凍結でアラブの投資会社に売り払ったが)。イタリアのセリエAの強豪、インテル・ミラノは、インドネシア人のエリック・トヒル氏が買収した。エリック氏は僕と同年代の青年実業家だ。中国のプロサッカーチーム、広州恒大のオーナーはアリババ創設者の大富豪ジャック・ マー氏。豊富な資金力で、ブラジルやイタリア代表など、ワールドクラスの選手を何人も引き抜き、世界でも有数のビッグクラブをつくりあげている。
お隣の韓国のサムスン、ヒュンダイなど一部の企業は、グローバルの波を適確にとらえ、日本のパナソニックを超える世界的大企業に成長した。
冒頭の岡崎選手が所属するレスターのオーナーはタイ人の資本家ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏。
マジ、バブル。
しかも、本書の発売はレスターの優勝が見え始めた3月下旬なわけで、このような話題が見えているかのような先見性、いやはや堀江氏は予言者かよ。
他にも、堀江氏が描くJリーグの進むべき方向が述べられていたり、もちろんサッカーだけでなく、現代の、そしてこれからのグローバルと、自分自身の行くべき先を考えさせてくれる1冊でした。
ぜひサッカー好きに読んでほしい!!